≪別冊 一雲日記≫ ~ お家さがし珍道中 ~
2012-10-22T13:21:46+09:00
aries_hokkaido
アリエス、新天地への引っ越しなるか!?
Excite Blog
いまの家
http://ariesaries.exblog.jp/19074983/
2012-10-22T13:21:47+09:00
2012-10-22T13:21:46+09:00
2012-10-21T15:11:24+09:00
aries_hokkaido
その他
ハウスメーカーは地元の工務店に下請けしてもらうわけだけど、これが問題になることが多いときく。幸い我が家は、超生真面目に仕事に打ち込む大工さんのおかげで、そんな問題とも無縁だった。その大工さんはまったく職人気質の人で、内装や設備以外はたったひとりでこの家を建ててしまった。「手が違うと嫌だから」と他人の手伝いを嫌い、熟練したその腕で建て上げたのだ。うちの両親はその仕事ぶりを大いに楽しんで、いつも暗くなるまで眺めていたらしい。今でも台風や地震があるとすぐに駆けつけて、中から外から被害がないか確認してくれる。常に気にかけてくれるかかりつけ医がいるようなもので、ほんとにありがたく思っている。決まった年数ごとにハウスメーカーも点検にきて、それは微細にわたる厳しいものだ。住宅のフォローとしては非常に手厚いといえるだろう。
何気なく住んで荒っぽく使っていたけれど、よく見れば考え抜かれた設計と丁寧な作業の痕跡ばかりだ。我が家に来る人は、空気がいいとか気持ちがいいとか言ってくださるけれども、インテリアや装飾とは別の見えない部分を感じ取るからかなと、最近思っている。
家って、外観も街の邪魔にならないようにしなければなりませんね
玄関をはいると、タタキ王子がお迎え。うちの王子でありアイドルであり宝であり、そして守り神です
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九州へ!その2
http://ariesaries.exblog.jp/18342252/
2012-07-10T09:53:44+09:00
2012-07-10T09:53:37+09:00
2012-07-09T17:15:06+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
今回もひとりで行く予定だったけど、1年中休みなく気を配ってくれるアリ子母にも少し楽しんでもらうスケジュールを追加して、一緒に出かけることにした(ついででごめんよ)。アリ男の短い飛び飛びの夏休み1回目は、アリエスと父子水入らずの2日間。例によって大喜びの父ちゃん・・・ありがとうね。残りの休みはみんなでお出かけしよう。
さて、人生で初めて自分達で家を建てるかもしれないので、建築物には興味津々。その観点で見てみたかった宿に予約。つくづく眺めて楽しかったので日記にも残すことに。
山にあるこの宿は元からある木々を極力生かし、そこに溶け込むように建てられている。そして陰翳礼讃。目に刺さる斬新な形状や、ひたすら白く明るさだけを追求した室内が苦手な私には、とても落ち着く雰囲気。傾斜面の利用や窓の配置などは、なるほどなるほど!いちばん印象的だったのは、深い軒。そこを伝って緑の雨がしたたり落ちて、美しかった。
旅館やホテルと住宅をいっしょくたにするわけにはいかないけれども、家族が帰ってきてジワリと幸せを感じることのできる家を、建ててみたいものだなぁ。入れ物になにを入れるかがもっと大事ではあるものの、身の丈にあった範囲で、いろいろ考えてみたいなと思う。
本館。木々の中でも浮かないデザイン
中は外の緑を取り込み、陰影を生かしたつくり
部屋は山のふところにあるよう。深い軒から雨に溶けた緑がしたたる
こんな寝床、ほんとの贅沢だよーー!!いくらでも眠れるぜっ
鶯の独唱をききながら、神々に失礼してお湯三昧
このもみじは植栽だろうけど、こんなに見事
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九州へ!その1
http://ariesaries.exblog.jp/18336095/
2012-07-09T11:38:00+09:00
2012-07-09T11:41:32+09:00
2012-07-08T16:59:37+09:00
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現地をみる
いまは一面クヌギの木。雨上がりだけど風が爽やか
近所のコテージ。ここも元はクヌギ林だったらしい
その隣は公共の土地。牛達まーったり
今度は雨の九州に行ってきた。北の災害が大雪なら南は台風や大雨で、その意味では体験すべきことをしてきたと言える。雨粒の大きさからしてでっかくて、レンタカーのフロントガラスもまさにバケツをひっくり返し続けたような視界。降るだけ降って、うだるような夏がくる。そうやって、うっそうとした大木の森が育つ土地なのだ。少し前、「九州の熊が絶滅してるって嘘なんじゃない?」説が出て、研究者などが調査を開始したと聞く。空港からの道を山に向かって走っていると、「うん、嘘だろ」と個人的に納得した。
さて、目的の町に到着。この町から高原に向かってうねりながら上がってゆく。アリエスは福岡生まれながら、歳を重ねてからの九州の夏はきついんじゃないか。雪が大好きだから、できれば降雪もあってくれたらうれしい。そう思うと、おのずと標高の高い場所を選択することになる。
途中の公共施設で不動産屋さんと合流し、私には耳慣れたイントネーションでの説明を聞きながら、土地のまわりを歩く。道路からはやや高くなった場所である。現況はクヌギと小笹の林だ。雨のあとでも意外にさらっとして、寒いほどの気温。林の中ほどを歩いていると、ゲンジボタルがさっそうと飛んでいた。夜になったら、空は星、地は蛍、なのだろうか。ここに家を建てるとすれば、山の神様によくお願いしなければならないと思ったなぁ。
温暖な地方の木立の中で暮らす場合、私が最も恐れているのは、ヤマビルだ。ゴムの袖口でもフツーに侵入してくるというやつ。出で立ちも不気味で、刺されたら冷静に対処できる自信ゼロ。まだ自分はいいとして、アリエスがやられたらと思うと、それだけで意気消沈してしまう。もちろん関東にだっているが、平野の住宅街に出没することはあまりない。このたびも恐る恐る林に足を踏み入れたのだったが、気温や土壌の感じからして、被害に遭うことは少なそうな印象だったので、少し安心した。
新たにもらった図面を持ち帰り、よく検討してみることに。どこでもドアがあったら、今すぐアリエスに会えるのになと思いつつ、宿へ向かったのでした。
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そう思って眺めると・・・
http://ariesaries.exblog.jp/18196584/
2012-06-20T10:38:52+09:00
2012-06-20T10:38:54+09:00
2012-06-17T17:38:40+09:00
aries_hokkaido
その他
これまでろくに手をかけてもやっていないが、思い出の木も、大事な花も、じつはあるのだ。門の両側に陣取ったハナミヅキとヤマボウシは、晩年目を患った父を楽しませた木々だし、両親が手ずからに植えた白梅、アジサイ、レモン、ツバキ。写真を撮るのもきりがない。
うちの母は武士のような精神の人で、人生の節目に持ち物で騒いで醜態をさらすマネなどしないだろう。ところが私は、もっとみっともなく湿っぽい人間なのだ。普段の扱いは棚に上げ、別離という局面では、生き物には断固として執着してしまう。あの木も、この花も、絶対に持っていかなくちゃ。万が一本体がダメでも、種か挿し木はぜひとも必要よ!・・・と意気込んだわけである。
大きな木の移動となると、長いものでは1年ほど前から準備がいる場合もあるらしい。まだ土地探しの段階だというのに、私はひとりで右往左往しはじめたのです。手始めにアジサイの新芽を挿して、最適な日差しを求め鉢を持ってウロウロしたりしている。アマリリスやら何やらの球根を掘り起こすのも、忘れちゃいけないし。
もうひとつ、庭にはまった理由がある。引っ越したらまた、アリエスが走りやすい庭を作るんだ。家族が食べる野菜は自分で作るんだ。そんな考えがあって、いまから修行を積んでおこうという魂胆である。大地に暮らす生き物として、本能的にバランスを取りたくなったのかもしれない。うん、そうだなきっと。仕事を辞めるつもりはないんだけど、二刀流でいきたい心境なのです。
前の家から移植したヤマモモ。小さい頃よくよじ登った。手前のチビは白梅です。
ソテツ。両親の郷の風景そのもの。
ヒメコブシ。父を亡くした時に決意新たに植えた若木が、随分たくましく育ってくれた。左が白花のハナミズキ。
秋を運んでくる金木犀。隣の小さいのはアオムシが葉を食べ放題のレモン。おかげで毎年美しいアゲハ蝶に会えます。
もみじ。夏は薄い葉が適度に光を通し、秋はもちろん真紅に。
シャラは有名な一節の通り双樹でしたが、片方は朽ちてもう片側が美しい樹形になりました。
シャラの花。別名は夏椿。30年以上も酷暑の日々を慰めてくれた、静かな美・・・
花はほろりと取れてしまいます。今朝は庭にたくさんこぼれ落ちていましたが、残ったのが昂然と咲いていてうれしかったー
サルスベリ。昨晩の風で根から傾きましたが、添え木で事なきを得ました。もうすぐ透明感のある白いちぢれ花がつきますね。
ボタン。芸術品のような繊細な花びら。十二単のお姫様みたいだわ。
我が家には絶対に欠かせない、父の故郷の島ユリ。香りまで貴婦人です。
挿し芽をしたアジサイ。てっぺんに新しい芽も出て、どうやら無事根付いてきたようです。
こちらが親株。薄墨色が涼やかな、「墨田の花火」。
春の福寿草。新春のハッピーがつまって、パンと弾けたような輝き。
今年の夏野菜はミニトマトです。]]>
リセット
http://ariesaries.exblog.jp/18120958/
2012-06-17T17:05:57+09:00
2012-06-17T17:05:52+09:00
2012-06-05T16:44:40+09:00
aries_hokkaido
情報集め
↑ この暢気者とともに、また探しマス
北海道に移りたくて土地を探し始めたが、アリ男は九州も捨てがたい様子。幕末オタクで、薩摩藩の歴史に異様に詳しく、以前アリエスがアリ子母の田舎で2か月を過ごした時は大喜びしていたものだった。ここに住みたいと何回もつぶやいていたような。
ま、私は広々してて家族がいればどこでもいいけど。鹿児島は、たしかに何でもおいしかったよな(結局食べ物?)。牛も馬も鶏も野菜も、近所のしょぼっとしたスーパーで買うのに、びっくりするほど新鮮で濃厚な味がしたものだった。
そんなわけで、北海道にロックオンしていたこの計画を、もう少し柔軟に考えてみることに。北には北の、南には南の、素晴らしさも厳しさもあるしね。もともと地図好きの私だが、おかげで全国各地の地図が集まってしまった。
家族って、いつも特別詳しく心情を語らなくても、なんとなくで通じる。だがこんなふうに生活のことを具体的に考える時は、ちゃんと意見を聞き出さなくてはならない。私達にとってこれは、とてもいい機会になっているなと思う。アリ男からはアリ子母を、アリ子母からはアリ男を思いやる言葉を聞くことになった私は、本当にありがたかった。普段は日常に隠れている胸の内を、引っ越し話が引き出してくれたのね。
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調査結果
http://ariesaries.exblog.jp/18086810/
2012-06-05T14:59:02+09:00
2012-06-05T14:58:54+09:00
2012-05-30T16:44:26+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
依頼していた調査の結果が到着。この会社は東京の本社でオーダーを取りまとめ、該当地域の提携者が調査に赴くというシステム。1級建築士など、実際に宅地を建設する立場の専門家がおこなう。各担当者のプロフィールや過去の仕事も公開されている。
目視で分かる範囲ではあるが地盤の観察のほか、実際の生活に即した情報・・・騒音やごみ収集や風通しなど。地主さんや近隣住民への聞き込み、法務局や水道局などでの調査。積雪や除雪についても欠かせない。
ほとんどは予想通りの内容であったが、ひとつだけ、おそらく売主も不動産屋さんも想像していなかった点が露見した。上水道の設置の問題だ。水道管は道路向かいの地主さん宅の建物の向こう側にあり、そこから敷地内に引き込まなければならないことが判明。はさんだ道路は道道であり、法律上、普通に掘り起こして管を埋めることはできないのだという。少し離れた地点からとんでもなく深く掘り、道路構造に影響が出ないように通さなければならない。これは小規模な公共事業並みの工事であり、莫大な経費がかかる。
残念ながらこれは無理・・・。アリ男はいまひとつ心情的にもこの場所に納得がいっておらず、この水道の難問がある限り正面切っての説得も難しい。未練を残しながらもお断りの連絡を入れたのだった。
土地などというものは何年も探すものだろうと最初は思っていた。でもすごくインスピレーションが湧いた時は、あれよあれよと決まっちゃうものかも!と次には思った。そして・・・やっぱりじっくり探すべきものですな、と思っているこの頃です。 ]]>
父ちゃん登場
http://ariesaries.exblog.jp/17863398/
2012-04-26T17:41:24+09:00
2012-04-26T17:41:07+09:00
2012-04-26T17:41:07+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
仕事の合間を縫って現地に出向いたアリ男。私は一緒に行けなかったけど、説明をきいたり案内してもらったり、他の土地も見に行ったりと精力的に活動。
私は爆走型で、いったん思い込んだら踏み込みっぱなしのアクセルだ。これに対しアリ男はというと、沈思型でブレーキ役なのである。「割れ鍋に綴じ蓋」とはよく言ったもので、私の欠点を補ってくれる存在なわけだ。なんだよーなかなか進まないじゃないよーと文句を垂れてみるが、物事を大局的に見て私の気づかないことを指摘してくれるので耳を傾けざるを得ないし、全幅の信頼を置くわけである。
そのアリ男、土地自体はとっても気に入ってくれたが、冬の生活環境に多大な不安を抱いたらしい。山の上で孤立するんじゃないか的な、インフラの心配ですな。お向いには御年80歳の大家さんがフツー住んでるのに!・・・とはいえ、盤石の構えで臨みたい気持ちはわかります。
互いの「意見」だけでは平行線なので、客観的な「データ」がほしいところ。まずは簡易的な地盤評価、土壌検査、水質チェック、住民聞き込みによる生活環境調査。そういうの大好きな私は自分でやりたいけど、なにぶん遠くて頻繁には行けないので、土地調査の専門家にお願いすることにした。目下依頼先を選定中・・・
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夕暮れに思う・・・
http://ariesaries.exblog.jp/17632449/
2012-03-31T16:02:01+09:00
2012-03-31T16:02:02+09:00
2012-03-29T11:55:19+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
私は普段はおもに仕事で、不特定のある程度の数の人々と関わりを持つ。今回のように積極的にサービスを受ける側として行動を起こす機会は少ない。同じ不動産業者でも色々な人がいて、なんだか勉強になった。ここまでの短い行程で、土地探しというのも実は人探しでもあるんだなと思う。どんな人物に新天地への一歩を手助けしてもらおうか、という。
職業人として完璧であるよう努力しても、だれでも実際なかなかそうはいかない。それぞれにデコボコがあり、混在して仕事の内容に影響していく。相手を見抜き相手のことを考える真心から良い仕事ができ、そのことが提供するモノの程度を決める。仕事やビジネスの世界は厳しいが、厳しさや競争にかまけて根幹が間違えば、それはいつか露呈するのではないだろうか。
専門家の仕事を考える時、自分の普段の仕事に置き換えて考えるととても分かりやすくなるので、いつもそうしてみる。夕闇迫る帰りの飛行機は、妙に日常の自分を振り返る道中になったのでした。]]>
4件目
http://ariesaries.exblog.jp/17626296/
2012-03-28T15:59:00+09:00
2012-03-28T16:02:53+09:00
2012-03-28T15:59:02+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
最後は、連絡をとった当初から親戚のおばさんのような距離感の、女性社長である。やはり生まれも育ちもこの土地。自家用車で物件まで案内してくれた。ここは家付きで現在まだ人が住んでいるが、中まで見せてくれるという。
もともとは農地内に住宅を建てた農家である。広い農地の一部が宅地の地目となっているわけだ。利点はすでに住宅が建って数年が経過し、地盤が締まり固まっていると予想されることだ。ただこの家自体はペンションにも使えそうな二世帯住宅で、大きさも間取りも我々の実情には合っていない。また、まだ新しいこの家を手放す理由がいまひとつ判然としない。農地については、農業を生業としない場合は農地法に抵触あるいは脱法的売買になるのではないかとの疑いがある。そのような取引が「プロ」にとってはたとえ日常的であるとしても、あまり納得して話を進められるものではない。その点についての法律的根拠の確認が、今回出かけても取れなかった。
土地そのものは街なかともいえる坂の上にあり、環境のわりに生活の便はよい。問題は除雪されていない坂道で、4駆か後輪駆動車でなければ上がりきれない。途中で止まればスタック・・・上から対向車が下りてくるとお手上げ。
地盤という観点ではまずまずだが、農地と道が問題。家も不要な部分が多い。これは見送りかな・・・。]]>
3件目
http://ariesaries.exblog.jp/17616093/
2012-03-27T17:39:08+09:00
2012-03-27T17:39:08+09:00
2012-03-27T11:29:36+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
ここは社長と実動部隊のおじさんと事務のお姉さん、運転担当のおじさんの4人編成だ。出てきた資料は事前に郵送してもらったものと同じで、社長から話を聞いても新しい情報はなかった。物件はもちろん、この地域の特色について尋ねたが、何を聞いても「大丈夫」「それは心配ない」という返事ばかり。最後は「行ってみれば分かりますよ」・・・うーん。これだと、行く前からダメなのよねー。
ともあれ、少し離れた町までよく案内してくれたと思う。実動おじさんと運転おじさんと出かけたのだが、どちらも親切に話をしてくれた。予定キツキツの私に合わせて間に合うよう工夫し、車中では細かい条件を聞き出そうと努力してくれた。社長ってのは基本的に、彼らにお任せってことね。
周囲は全部町道である。それで、と言っていいのかどうか、除雪は中途半端でアイスバーン化している。それにモーグル会場かと思うほどデコボコで、後部座席でお尻痛発生。雪景色であるから意識しにくいけど、まわりすべて田んぼである。水田に一か所だけ盛り上がった、おまんじゅうのような土地なのだ。持ち主が植林をして年月が経ち、使わないので売るのだという。植えられた木々はなかなかにしっかりして背丈もそろい、伐採をためらうような小山であった。
隣家の自家菜園と接し、そこの住人が仁王立ちしてこちらを見ている。不動産関係者であると分かっているだろう。林を買った人間がここをどんな風に変えてしまうのか、警戒しているのかもしれない。平穏な暮らしを乱される心配もしているかもしれない。植林とはいえ木がこれだけ息づいていると、やっぱり神様いそうだもんね。
地盤、接道、近所への配慮。この場所は、そのあたりがポイントになりそうだ。街からの距離を考えると、冬は長い運転になるだろう。候補地として残すのは難しいかもしれない。]]>
2件目
http://ariesaries.exblog.jp/17608400/
2012-03-26T16:07:17+09:00
2012-03-26T16:07:17+09:00
2012-03-26T12:01:40+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
昔ながらのイメージそのものの店舗、イメージ通りのおじさんと事務のおばさん。まずは土地の造成状況や今後の作業予定について説明を受ける。このおじさんは豪放磊落に見えて、実はすごく几帳面である。扱っている物件の資料は、昔のものから1枚ずつラミネート加工のうえファイルされている。急にあちこち話が飛んでも、データが即座に取り出される。アナログ手法だけど、手がけた物件への愛着が感じられる様子で大事に保管されていた。家へ事前に郵送してもらった資料も同様。詳しい説明書きとともに、依頼したもののほか、今年度売り出される条件に合致した物件について全部そろっていた。明朗このうえない。
単刀直入に本題に入ったが、前回の経験もありちょっと聞きたくなって、私のことを胡散臭く思わないのか尋ねてみた。すると「電話のやり取りで大体わかりますよ。それに、お客さんのほうが不安なものでしょう」と笑ったのである。おばさんも、紅茶と間違うような薄いコーヒーを出しながらニコニコと笑った。うむ・・・腹を割って話しますか。
ちょうど昼時になったので、おすすめのラーメン屋へ行って正直に色々質問する。地盤、地盤改良、周辺環境、税金、ランニングコスト、関連する法律。こちらはずっと前からの知人のような気になったが、おじさんは狎れることなくプロとしてのスタンスを守ったし、同業者の話になっても絶対に私情を差し挟んだりしなかった。そしてラーメンはとてもおいしかった。
さて現地。街なかから少し上った山の中腹である。接道は道道で、除雪は完璧だ。雪道素人としては、運転のたびに命がけではたまらない。少し上がっただけで気温はちょっと低い。眺望はよいがそれはあまり興味なく、アリエスが走り回れて地盤が丈夫であることが第一だ。傾斜地を含むのでそのチェックが肝心になる。郵便局や駅、スーパーやコンビニなどの確認はできた。
ここはほかの家族に見てもらう候補地に残すことに。コーヒーとラーメンの効果じゃない(はず)よ!たとえ今回縁がなかったとしても、このおじさんと気長に探すのも選択肢かなと思った。
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1件目
http://ariesaries.exblog.jp/17579488/
2012-03-25T17:38:00+09:00
2012-03-25T17:40:00+09:00
2012-03-22T11:59:05+09:00
aries_hokkaido
現地をみる
雪のなか土地なんか見たって仕方がなさそうだが、冬の様子は少しでも確認しておかないと。また、周辺道路状況や生活環境のチェックも必要だ。地図と航空写真を頭に入れていても、実際の感じ方とは随分違うしね。
1件目は、中核都市の隣にある小さな町。物件については可もなく不可もなく。それよりここは、担当者とのやり取りで必要以上にくたびれた。
このおじさんは生まれた時からのジモティで、元自治会長らしい。この辺の住民のことは何でも知ってる。それを街中を案内しながら車中でしゃべるしゃべる・・・。まあ、ほぼ全部悪口ですな。同業者も昔からの住人も移住者も、見事にこき下ろす。でも本人に出会うと談笑するんだよなー。そういうの、ほんっと面倒くせぇ。それから、求める条件にまったく合わない、早く売りたい物件を見せたがるのもいただけなかった。
他人をネタに商売しようって心根と、なんとしても相手の足元を見たい根性がいけ好かない。プロとしてのマナーもブー。というわけで、この業者とは取引など不可能と判断。案内にはお礼をし、言うべきことは言って、早々に撤収よ。気を取り直して、次行こ!]]>
ブルドーザー作戦
http://ariesaries.exblog.jp/17573028/
2012-03-22T11:32:35+09:00
2012-03-22T11:32:38+09:00
2012-03-21T15:16:51+09:00
aries_hokkaido
情報集め
母ちゃんは何やら頑張ってるけど・・・
土地や建築に関する書籍は50冊以上読んだ。必要事項を箇条書きにした大判の簡単な本を購入し、図書館で借りた書籍やネットで知った内容を書き込んでいく。不動産業者・土木関係業者・不動産鑑定士・建築士のサイトや実際に家を建てた人の掲示板など、たくさんの情報にも触れてみた。なるほどと思えることも、分かったと錯覚しているであろうことも、さっぱり理解できないこともある。でも経験はなし、抜け落ちた内容については意識もできない。結局、実際の局面で専門的なことまで自ら判断できるレベルにはとても至らないということは確かなようだ。
そんな中で、自分と家族だけが断言できる内容がある。「なぜ、どんなふうに、どうやって暮らしたいのか」という原点だ。各分野のプロとの話し合いや交渉は、最終的にそこがブレずに理想と現実の折り合いをつけるためにおこなうものだろうと思う。
情報集めに煮詰まったので、さて現地を見に行くことに。多くの物件の中から絞り込んだのは数件。全部別の不動産屋さんが扱っているが、1日で回れるように細かくスケジュールを組んで出かけた。]]>
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